反抗期はどこから生まれるのか?子供も、社会人も、恋人も
「売り出し方をつくる」
心の解説者、平山です。
今回のテーマは「反抗期」です。
そんな思春期な問題を今は必要としない読者の方も多いと思いますが、
反抗する人という見方では、大人にも起こる気持ちの変化です。
反抗期というワード自体は確かに子供に起こる「自立の一歩」なのですが、
反抗する人の心理は、一種の自立でもありながら、実は他の要因が隠れています。
何も問題がないのに反抗する人はいません。
社内や学校内で「これって違うんじゃないの?」と言った疑問が浮かんだり、
「もう、この考え方では私はやってられない!」といった考えが強まって反抗は起こります。
恋人同士でも「もう合わないと思う」「だから無理じゃない?」なんて喧嘩をする経験も
あると思いますが、この場合も双方の意見違いは確かなのですが、何か恋人に変化があったから
合わなくなったと思っても、きっと正解です(笑
別に恋人でなくても、夫婦間であっても、親子の間であっても同じことが言えます。
あれ?なんかおかしいですね...なんで今まで良かった二人や、社内環境なのに?
この人は反抗し始めた人になったのでしょう?
そもそも心理学的に、親愛なる相手が、自分の意見と対立することを反抗と捉えます。
お互いにそれぞれの立場から見た意見は正当な声なのですが、
これまで親愛なる関係として、同感でいた仲間に反対意見を付き出されることで反抗が成り立っています。
なんだそれ?今まで仲のいい親子だったのに?仲の良い夫婦or社員だったのに?
そうなんです。意志の疎通が円滑な関係ほど、反抗と思い込む傾向が強くなります(注
反抗とは親愛なる関係間のルールよりも、
これからの可能性のある関係間とのルールを優先する。
ことから生まれています。
例えば、家族とのルールよりも、部活仲間とのルールを優先にする。
今の恋人よりも、新しく出会った異性を優先にする。
今の会社よりも、新しい職場を優先にする。
など、反抗とみるよりも価値観の変化や、集団に突き放されたくない思いから生まれています。
結局自分のことしか考えないのですが...
人ってそういうところもあります。まず本人が嫌われる勇気を出していれば、
跳ね返す強さも起きるのですが「お前友達いないだろ?」「こんなはずじゃなかった」
などの決めセリフのように、人はその言葉に恐怖をインプットされています。
誰だって一人になりたくない本能もありますから...
外部因子が強いのも理解できますが、きっと不公平感といったジレンマも引き金になっています。
「なんで自分はこんなに成功していないんだ」
「なんであいつばりできるんだ」
「私にはもっと彼女よりも魅力があるのに」など社会というコミュニティーに存在する限り
私以外はどうなのだろうか?といった損得勘定が人には生まれます。
ここで生まれたノーフェアな気持ちを超えたくて、超える可能性のある存在に人は近づきます。
この気持ちは年齢さえも関係なく起こります。
年長者が若輩者に羨む気持ちも、お金持ちをみる乏しい人も、
自分の好みの異性と付き合う同性にも、いつでもノーフェアな気持ちはみんな同じです。
そして、不公平感を思い描くと共に反抗が表面化してきます。
「今の自分がよくないのは言うことばかり聞くからだ」
「今の私がよくないのはここに居るからだ」と自己否定を切り口にスタートをしてしまう。
哲学的にテーゼ.アンチテーゼ.ジンテーゼの弁証法と説くと理解できますが、
もともと支えてくれている家族が本当は尊いものであったり、
いつもそばにいる恋人が心の支えであったり、
育ててくれた先輩を尊敬していたりと、反抗する前の今までを確認する作業は大切と思います。
ステップアップをする新しい動力も大変ですし、
今までの大切さに気付くことも簡単なことではないはずです。
親愛になる関係ほど、本当の気持ちでお礼を伝えるのは恥ずかしいものです。
できるのはわかっていても、わかっていることを言うのは自分を捨てなければできません。
たまには自分に反抗するのも一つの考えですね。
反抗とは親愛なる関係間のルールよりも、
これからの可能性のある関係間とのルールを優先する。
ここから反抗は生まれますが、自分よりも大切な人を忘れないように。
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心の解説者・構成ライター 平山 紘介 コウスケさん
心の解説者・構成ライター・講師・売り出し方・コーチング・心理・平山 紘介 コウスケさん