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塩の味

「スマホ上の空論」

もはや日記やブログの領域ではない「こうすけ日記」
読者に役立つヒントが見つかれば幸甚です。

解説者の平山こうすけ
今回は塩の味についてのお話です。

 

4月がはじまり、新年度がスタートをした。
満開の桜が咲く中で入学式がはじまり、
4月の中旬には初夏の気温を記録する2025年の春。

「4月ってこんな暖かい感じだったっけ?」と覚えてもいない
これまでの4月を思い浮かべる。

人は自分が思うほど、記憶が正確ではない生き物だ。
1週間前のお昼に何を食べたのかさえも覚えていない。

覚えていたいほどの感動が少ないのか・・
覚えているほど真剣に過ごしていないのか?
きっと、どちらも当てはまるから覚えていない。

10代20代30代は覚えようとすることに必死になる。
忘れてはいけない「大切」なことが多く感じるからだ。

それ以降の年代になると、忘れないように必死になる。
覚えることよりも、忘れたくないことの方が多くなるからだ。

スマホで言えば、若いと「充電」が気になって、
歳を重ねると「消耗」にばかり気が張っている。

そもそも消耗が激しいのであれば、充電すればいいだけなのに、
歳を重ねるたびに「もう充電はできないのではないか?」という
固定概念に自分から飛び込んでいる。

「今あるもので何とかする」これが歳だ。
若いと、今あるものさえ忘れている。何なら今ないのならば、
また買うか、再度、作ればよいと、行動を惜しまない。

そんな無謀にも思える行動をミドル層は忘れている。

「去年は寒かった?暖かった?」なんて若者は気にしていない。
桜がいつ咲いたのかでさえも、もちろん気にしていない。
「春になると咲く花」くらいが本音と思う。

「去年は?」と、思い返すのがミドルの考え。
「今は!」と今しか見えないのが若者の考え。

時代と時間はしっかり流れていて、継承をしている。
時間とともに、自分にあった歳なりの考え方に変換されている。

海の中で笑って話すおじさんたちは、そんなことも考えていない。
普通の海水浴であれば危険で入れない波の中で、
「オレ、料理人なんだけど、いらっしゃいっ!!!って声出すんだよ」

そして、おじさんは話を続けた。
「でさ、魚に味付けとか、塩抜きするんだけど、この海水が最高」
と言いながら海の水を舐めはじめた。

「うんめー!」
これ、これ美味いんだよ!この味の確認にサーフィンは最高だな!

おじさんは低気圧で濁った海の水を美味しそうに舐めていた。

人は本来自由であり、生まれて、起きることも、休むことも、
何をするにも自由な生き物だ。

海の味を確認することも自由だ。

しかし本来の生き方を大きな流れに合わせて、時間を無くしている。
そう思うと、おじさんの奇妙な行動は人間らしい素敵な姿かもしれないのだ。

人生の時間が減り始めれば「忘れないこと」に必死になり、
人生の時間が余っていれば「チャレンジ」することに楽しさを覚える。
そんなことさえお構いなしであれば「今の時間を楽しむ」ことができている。

僕は、海の水を舐めて楽しいおじさんに深く学んだ日になった。

 

ブログをご覧頂きありがとうございます。

日々向上される皆様を心から応援しております。
心の解説者®︎・エッセイスト 平山 こうすけ

 

 

 

心の解説者®︎・スマホ上の空論・エッセイ・随筆・ポジティブ心理・エッセイスト・ユーモア哲学・売り出し方・コーチング・平山 こうすけ コウスケさん

 

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