お迎えと僕
「スマホ上の空論」
もはや日記やブログの領域ではない「こうすけ日記」
読者に役立つヒントが見つかれば幸甚です。
解説者の平山こうすけ
今回は「お迎えと僕」についてのお話です。
ひな祭りを過ぎた3月4日に雪が降った。
「大袈裟に言っているだけで降らないだろ」という人。
「雪が降るかもしれないから帰らないと」と急ぐ人。
卒業式という素敵なイベントがない人にとって、
「雪が降る」といことは、とてもワクワクする気象だ。
「雪なんか困るだけ・・」なんていう大人でさえ、
実際に雪が降ってくると「一目みたい」という本心が動きだす。
雪は強烈な寒さと、長い渋滞、積もるか?積もらないか?の賭け。
どんな人も飽きさせない、一大イベントを雪は与えてくれた。
僕のお母さんはそんな、異常気象が好きな人だ。
大雨、洪水、雷、地震、大雪、台風、どんな自然災害でもTVに夢中になる。
こんなテレビ映像が流れるものなならば、
お母さん「あーあーあーあー、大変だわこれ、もうダメだね。
もう、こっちも危ないかもしれないね」なんてずっと言っている。
僕「まだ沖縄だから、こっちには台風は来ないかもよ」なんて言えば、
お母さん「あんた、そんなこと言ってると大変なことになるからね!」
と必ず叱られていた。
今回の大雪も、きっと実家ではそんな話が出ていたことだろう。
交通渋滞が起こる気象下では、駅もバスやタクシーの列ができる。
帰宅の渋滞は時代が変わっても変わらない。違うことといえば公衆電話だ。
昔は、大雨や大雪になると公衆電話にお迎えを依頼する電話の列ができた。
ロータリーに並ぶ前に、電話に並ぶ。
みんながみんな、自宅への電話だから、すぐに繋がる人。
なかなか繋がらない人。電話の長い人、何度も切ってはかけ直す人など、
公衆電話の列に並ぶだけで、様々な人生模様を感じることができた。
お迎えの来る人、来ない人。
今では少なくなった、そんな待ち時間。
僕も「あんみつ姫」のテレホンカードで電話をしていた。
そういえば、僕の姉が公衆電話に並んでいる時に、同年代の女子に
後ろからミニカッターナイフで脅された事件があったな。
あんみつ姫とか、ミニカッターナイフとか、そんな時代かぁ。
いろんな意味で、春に降ったこの雪は、思い出も届けてくれた。
ブログをご覧頂きありがとうございます。
日々向上される皆様を心から応援しております。
心の解説者®︎・エッセイスト 平山 こうすけ
心の解説者®︎・スマホ上の空論・エッセイ・随筆・ポジティブ心理・エッセイスト・ユーモア哲学・売り出し方・コーチング・平山 こうすけ コウスケさん
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