「スマホ上の空論」

もはや日記やブログの領域ではない「こうすけ日記」
読者に役立つヒントが見つかれば幸甚です。

解説者の平山こうすけ
今回は「有終の美」についてのお話です。

僕のブログの中でも数々のドラマを生み出した食堂。
この食堂が７０年の歴史に幕を閉じた。

女将さんにも直接理由を尋ねたが、
「前から考えていたけど、みんなとめるから出来なくて、
昨年の年末で終わりと考えていたけれど、この２月までやったのよ」
と、ほっとした笑顔で話をしてくれた。

家族や従業員に悪いことがあったわけではなく、
女将さん達は、有終の美を収められた。

ここで寂しがるのは僕の都合であり、
「ありがとうございました」と伝えることが大切なこと。

人にはドラマがある。そして、ドラマには終わりがある。

人には運動力や耳、歯の衰えから年齢を感じることがある。
それは「段々と自分が老いていると意識していること」

自分の体の変化を感じることはみんなあります。
変化を感じ始めた時に「私はまだ歳ではない、まだ２０代のように
若い」と認めない幼稚な人もいます。認めたくないんですね。

逆に女将さんのように「自分の人生を見つめ直した時に、
今の自分は、この体の変化がある。だから、これからは違う道を歩く」
と素晴らしい決断ができる。

大袈裟に言えば、死を意識できるからこそ、人生を開けることができる。
これは、自分の人生を大切にしている人にしか出来ない選択だと思う。

僕もそうですが、人はそう簡単に自分の人生を大切に出来ない。
いらないことでイライラして自分の心を痛めたり。
お酒を飲んで体調を崩したり、運動が必要でも怠けたり。

本当の意味で人生を大切にすることは、とても大きな課題です。
だから女将さんたちの選択は、とても素晴らしい。

そう理解していても、別れは悲しいものです。
「美味しい食事、人間ドラマ、本当にありがとうございました。」

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心の解説者®︎・エッセイスト　平山　こうすけ

心の解説者®︎・スマホ上の空論・エッセイ・随筆・ポジティブ心理・エッセイスト・ユーモア哲学・売り出し方・コーチング・平山　こうすけ　コウスケさん