「スマホ上の空論」

もはや日記、ブログではない領域の「こうすけ日記」
本業よりもファンが多い今の現実・・
エッセイストの平山こうすけです。

今回は「とうとう思考回路がずれてきた」についてお話をします。

週末の雨がなくなれば、梅雨明けしそうな夏の天気が続く。
暑さが苦手な人も多くいるし、夏にウキウキする人もいる。

朝が早い夏の生活は、海に向かう時間も早くなる。
冬なら４時起きで向かう海も、夏は２時起きという
もはや人の起きるという言葉ではなく、丑の刻の深夜に
起床をするという変態な生活が存在する。
もちろん前日の１９時には就寝をする。

この変態生活が存在しないのが週末の土日だ。
唯一５時や６時に起床をし、仕事へと向かう。
運転の予定もないから、余計に油断が大きくなる。

僕は仕事の準備をしながら友達にLINEをした。
友達の女性は朝が遅い。彼女の子供なら小学生だから
早く起きるかもしれないし、彼女の子供にもLINEをした。

土曜日だし、休みなら週明けのサーフィンの
話をしておきたいし、仕事なら帰ってきてから
また連絡をすれば良い。

夏の朝はこんなに早いのに、土曜日という休日は
人に睡眠という贅沢な癒しを絶え間なく与え続ける。

僕には多忙な土日だけれども、
土日の睡眠が社会全体を支えている。
休日の睡眠をなくして、この社会は成り立たないのだ。

「起きたらでいいから、教えてね！」と
僕は彼氏でもないのに、余裕ぶった妄想にかられながら
LINEの送信をした。

ポコンとスマホから音がした。

「？起きたのか？小学生が？」

「どうせ観たいアニメのために起きたに違いない。
早い連絡に感謝を。休みなら返信の準備をしないとな」

僕は半笑いでスマホの画面を見つめた。

「おはようございます？なんのことだ？
いつも「おきたよ」だけの小学生が？？」

凍りつくとはこのことだ。

僕は、自分のお客様の男性にLINEをしているじゃないか・・・

お客様にLINEをしているじゃないか・・

「ママは仕事って・・」
これじゃまるで僕が不倫相手であり、
謎の「ママ」と呼ぶ関係。

不倫をする男性が「ママ」と呼び合う彼女とは一体
どんなシチュエーションなのだろう。

「ママ」と呼ぶ中年男性の不倫はクラブかスナック、
そのほか変態思考の男でしかない。

この男性のお客様の母親はとても美人な方だ。
だからこそ、より一層に僕自身の変態さが際立ってくる。

「なんてことだ」
「弁解？言い訳？をしないといけないけれども、
間違うにも程がある。」
哲学者のニーチェが思考回路の奥から出てくる。

僕のずれきった思考回路は修正できなかった。

返信をする１分間が１０時間にも感じた。
この時、僕は、時が止まることを体感したんだ。

確かに止まっていた。
スローモーションさえ実感をした。

「出会いはスローモーション　軽いめまい」

僕のめまいはまだまだ続く。

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心の解説者®︎・エッセイスト　平山　こうすけ

心の解説者®︎・スマホ上の空論・エッセイ・随筆・ポジティブ心理・エッセイスト・ユーモア哲学・売り出し方・コーチング・平山　こうすけ　コウスケさん