4Kと僕
「売り出し方をつくる」
もはや日記ではないレベルの平山日記
心理ブログよりもファンが多いとか・・
心の解説者の平山コウスケです。
なぜか人気の平山日記「4Kと僕」
についてお話をします。
気温は高いけれども、風は強く、
最低気温は11℃と伝えながら
体感温度は5℃のような春の朝。
自分以外の人の生活が変化する中に、
春は本当に人が動く時期なのだと
実感をする日々が続いた。
僕は、朝食くらいは、せめて里芋じゃないもの
を食べようと、いつもの定食屋さんへ
足をはこんだ。
「定食」の、のぼりがはためいている。
はためくといえば、時期に鯉のぼりだ。
大きな食堂の入り口には、
暖簾が出ていない・・・・・。
”あーいつものパターンだ・・
お店は9時からなのに、なぜか?
9時に空いていないのがここのルーティン。
こんな時には、図々しいが
自ら扉を開けて「いいですか?」
と声をかけるしか入店をする方法がない。
無理やり開けた扉の奥には
すっかり寛いだ夫妻が驚いた眼差しで
僕を見上げる。
「あら!いらっしゃい」
か細い声の女将さんが、あたふたと
準備をする。
続いて「とうとう、客が来たか・・」
と言う表情の旦那さんが厨房へ身を潜めた。
僕の心は「来てはいけなかった空気なんだ」
と内心に思うほかならない雰囲気にのまれていく。
突然、空気が変わったように
女将さんが「何にします?」と声がけをする。
とっさに僕は、ここで食べたいものが
決まらないので「目玉焼きで半食で」と
注文を伝えた。
※半食とはご飯が通常の半分で提供してもらうスタイル。
「お待ちどうさま」と僕の目の前に
目玉焼き定食が置かれた。
汁炊き生活の僕にとって、焼いた卵と
白米は、相当な喜びでしかない!
そして、店内には僕しかいない・・
僕が定食を食べていると、一人のじいちゃん
が入ってきた。
じいちゃんは慣れた様子で椅子に座り、
日本酒を注文し、酒のあてにマグロを選んだ。
朝の9時から飲むじいちゃんと僕。
店内のTVの音しか響かない。
朝の天気予報が店内に響く。
「今日は春の4Kです!みなさん注意してください」
そう放送しながら、春の変化をTVが伝えた。
女将さんも珍しそうに春の4Kに
注目していた。
女将さんが独り言のように言った。
「春の4Kって、強風、花粉、乾燥、寒暖差、
なのね〜!」
「確かに風が強いですね?」とじいちゃんに
女将さんが話しかけた。
じいちゃんは女将さんを見つめながら
「4K?」尋ねた。
女将さんは「そう4K」
じいちゃんは、TVに目を向けて
「どおりで綺麗だね、これは4Kのテレビか。
うんきれいに映ってる」と言った。
おい!どこが4KのTVに見える(失礼)
しかも、中途半端に4Kの知識まで持ち合わせて・・
僕の内心は叫んでいた。
「このテレビじゃなくて、テレビで
4Kって話していたのよ」と女将さんがフォローした。
「テレビも4Kって映りのいいやつだから
テレビも綺麗だよ。他のテレビよりキレイだから」
とじいちゃんはとにかく4Kを4Kで進めた。
女将さんが苦笑いで僕を見つめる。
僕もできる限りの笑顔で応えた。
じいちゃんが声を出した
「おしたしちょうだい!ほうれん草の」
マグロの続きはほうれん草。
確かに、新人の春には「報・連・相」
がテレビよりも大切かもしれない。
ブログをご覧頂きありがとうございます。
日々向上される皆様を心から応援しております。
心の解説者®︎・フリーライター 平山 紘介
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