神社公園と僕
「売り出し方をつくる」
もはや日記ではないレベルの平山日記
心理ブログよりもファンが多いとか・・
心の解説者の平山コウスケです。
今回も平山日記「神社公園と僕」
についてお話をします。
「もしもし、お姉ちゃん。今度、神社公園の
話を書こうと思って」と僕は姉に電話をした。
「やだー(笑。うちでもあの話は子供達に
教訓として話しているよ。」と笑いながら姉が話す。
幼い時期、僕の家にはアンディーというラプラドール
の犬がいた。以前にもブログで話には出ている
アンディーだが、その外見は、
もの凄くブッシュ元大統領の愛犬に似ていた。
アンディーは優しくて、大きくて
僕たち姉弟にとっては、ちょっと年上の
お兄さんのような存在だった。
秋の昼下がりに、神社の公園で僕は
一人遊びをしていた。
まだ枯れることもなく木には葉が繁り、
神社の裏には川が流れ、神社内には
独特の古い木の香りと土の香りが広がっていた。
子供が遊ぶにしては、遊具も少なく
どちらかといえば、友達の集まらない
公園だった。
しかし、僕にとってはアンディーの散歩でも
通う範囲の場所で、この神社を目印に
家にUターンして帰るのが散歩道だった。
僕が神社公園から側道を見ていると、
道にお姉ちゃんとアンディーの姿が見えた!
「お姉ーーちゃん!アンディー」
アンディーも僕に気づきワンワンしていた。
「こうすけ・・」お姉ちゃんがどこか困った
顔をしながら僕に話しかけた。
「どうしたの??」姉に何があったのか、
僕にはよくわからないけど聞いてみた。
姉は心配そうに話を続けた。
「さっき、ここに来る途中にね、車に乗ったおじさんが
ね、車から窓を開けて、お嬢ちゃんちょっといい?
って話しかけられて、車の近くに行ったの」
リードに繋がれたアンディーはハァハァ息をしていた。
姉は僕に話を続ける。
「そしたらおじさんが・・」
おじさんが言う
「お嬢ちゃん、おじさんオ◯ン◯ンが腫れちゃって・・
見てわかるでしょ?だから病院を教えてほしんだよ」
と姉に話をかけてきた。
僕は驚いて「えーーー大変じゃん!」
姉は困りながら僕に話を続ける
「お姉ちゃんさ、おじさん急いでいたから
ヤブ医者で有名だけど◯タニ病院教え
ちゃったの・・・どうしようヤブ医者なのに・・」
僕も真剣にお姉ちゃんの気持ちを受け止めた。
「あそこの病院で大丈夫なのかね・・」
姉も困りながら「お姉ちゃん悪いことしちゃった・・」
と落ち込んでいた。
ジョンボリした僕たち姉弟は、
アンディーを連れながら実家に帰った。
家にいたお父さんに姉は一部始終を
話をして伝えた。
話を知った母親や父親は驚き慌てて、
近所の人たちに、その変なおじさんの
話をして、一瞬にして周り近所に知れ渡った。
「大きなアンディーがいてよかったよ・・
いなかったら何処かに連れて行かれたかも・・」
とお母さんがお姉ちゃんに話をしている。
近所はずっとザワザワしていた。
家の軒先で、僕と姉はアンディーを撫でながら
反省会をした。
「あのおじさん、◯タニで治ったかな・・」
と姉が呟く。
「◯タニ病院はヤブだからね、僕の
交通事故の時にも酷かったから、どうだろう?」
と姉の心配をよそに僕も話した。
アンディーの耳はいつものようにヌルヌル
していた。
犬くさい家の軒先で、僕と姉はことの
重大さに気づくことなく、大人になった。
ブログをご覧頂きありがとうございます。
日々向上される皆様を心から応援しております。
心の解説者®︎・フリーライター 平山 紘介
心の解説者®︎・フリーライター・ポジティブ心理・サイコパス・講師・売り出し方・コーチング・平山 紘介 コウスケさん