「売り出し方をつくる」

もはや日記ではないレベルの平山日記
心理ブログよりもファンが多いとか・・

心の解説者の平山コウスケです。
今回も平山日記「みそ汁と僕」
についてお話をします。

他人と会話をすると、たまに出てくる
質問に「家の食べ物で好きなもの何？」
という会話を経験がある人は多いと思う。

そんな話題の中でよく耳にするのが、
実家のカレーであったり、祖母の煮物、
スープや汁物も多く聞く。

だからこそ、冬場になるとシチューのCMや
鍋物の家族のCMが流れるのも理解できる。

それだけ、炒め物や焼き魚、刺身などではなく
汁物の味加減は家によって異なるということだ。

僕の母親も料理は上手い。
食にうるさい母だからこそ、素材は当たり前に
”薄味”にめっぽう力を注いでいた。

子供の僕は家の薄味に、子供の頃から
苦手意識があった。カレーも薄いし、シャバシャバ。
みそ汁も薄い・・カレーを小学校の給食で
食べた時の感動を今でも覚えている。

スチールのお盆の上に並ぶカレーライス。
特別な時にはミニカツまでつき、刻んだキャベツと
謎のリンゴもついたスペシャルメニューだ。

牛乳とご飯の組み合わせが嫌いな同級生は多くいたが、
この特別なカレーの時にそんな組み合わせなど関係なかった（笑

そんな、母親の薄い汁物で育った僕だが、
先日、伊豆でカニの雑炊を頂いた。

「モクズガニ」という川の蟹らしい。

カニ漁の解禁もつくられるほどだから、
とても大切にされているカニさんだということを理解する。

きっと茹でたり、他の食べ方もあるのだろうけど、
昼食だったので、手っ取り早く雑炊という必殺技を
僕は利用した。

雑炊は素材の全てを凝縮している。
素材そのままには及ばないものの、
限りなく素材を活かす調理の頂点に立つ料理に他ならない。

僕は謎のレンゲ？？を持って器によそい、
初めてのモクズガニを口に運んだ！

「こ、これは・・」
一口目に美味い！美味い！を連呼する人は
大抵が嘘。
人は一口目に美味しさを知ったら
言葉を失うのが人間の本能だ。

そして、その逆も人は言葉を探す。

「何かの間違いか？もう一口食べてみよう・・」
？？
「ん？ん？いや間違いない。うちの母親の味噌汁
の味だ」

なぜ？この伊豆の山の中で、母親の薄い味噌汁に
遭遇したのか？お店の批判などではなく、
これは母親の味噌汁の味。決してカニさんの問題ではない。
でもカニもどこなのか？僕にはわからない。

雑炊自体に、味噌味なのか醤油なのか出汁のみなのか？
その部分は地域の自由だ。でも目の前には母親の味噌汁が
存在した。

考え方を改めてみれば、そうだ。

何が食べたかったのではなく、僕は思い出の味に出会えたんだ！
もはや雑炊か？カニさんか？ではなく、この目の前に君臨する
母親の味噌汁に僕はノスタルジーを感じている。

いやーなんか嬉しいようで、
やっぱり苦手なんだなぁお母さんの味噌汁。
そんなことばかり考えながら

ノスタルジーな昼食を僕は堪能した

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心の解説者®︎・フリーライター　平山　紘介

心の解説者®︎・フリーライター・ポジティブ心理・サイコパス・講師・売り出し方・コーチング・平山　紘介　コウスケさん