「売り出し方をつくる」

もはや日記ではないレベルの平山日記
心理ブログよりもファンが多いとか・・

心の解説者の平山コウスケです。
今回は平山日記「手土産と僕」
についてお話をします。

大人になってくると、他人へ渡す、
手土産のセンスが必要不可欠に
なります。

手土産はプレゼントとは違い、
『気配り』が難しい部分じゃないと
僕の主観では思っていて、
プレゼントであれば、相手が喜ぶ物で、
もちろん思いやりも必要です。

しかし、手土産ともなると、
相手が親しすぎない関係も出てくるし、
金額範囲や、物の種類も、プレゼント以上に
考察しないと無礼や適当な人格に思われる怖さ
がるのが、手土産なんですよね！

お菓子は無難なんだけど、
無難すぎても、粋じゃないというか・・
僕が選ぶお菓子の手土産は『たちばなのかりんとう』。
ちょっと食べるだけじゃない楽しみが
あるものが、いつも選ぶポイントです。

今回はそんなお話で、
最近、資産家のご夫婦の方と交流が続き、
頂き物のお返しをすることがあったんです。

ご主人が『美味しんぼ』の海原雄山のような方で、
美食家であって、高級であれば喜ぶわけでもなく、
魚の干物であっても、産地の物の直送が好みなど、
本物や、ありきたりではないものが好きな方なんです。

気難しい方といえばそうなのですが、
ラッキーなことに僕の姉や親戚も、同じ価値観
の身内が多かったので、幼い頃から鍛えられた
僕がいました。（コンビニやインスタントは僕しか食べない）

そんなご夫婦に今回は何がいいかなぁ〜と
探していたら、思いついたのが『塩昆布』
だった。

その高級塩昆布は、桐の箱に詰められていて、
グラム単価もかなり高めなのですが、
一般的な塩昆布よりも細めであって、
香りにアクセントがあり、おつまみとしても
美味しいし、お店では懐石料理のお茶漬けとして
提供されている一級品なんです！

「これは〇〇さんも喜ぶなぁ」
と一人買い物をしながら、早くお渡ししたい
衝動に僕は駆られていた。
早く喜ぶ姿が待ち遠しくて仕方がない！

僕は、購入した手土産を一段高い場所に保管し、
海のハッシー達（漁港のおじいちゃん）の
差し入れと間違わない場所に置いておいた。

資産家のご夫婦にお渡しをする前日の夜、
急遽、地方に向かう仕事が僕に入ってしまった。

本来であれば説明などを含めて、
僕自身が手渡しをするのが礼儀なのですが、
再度お約束するのも失礼だし、
何よりも早く渡したい！！

手土産に言葉以上の思い入れがあるからこそ、
ここは、後輩にお願いをしてお遣いを頼んだ。

午前中に仕事を終えた僕は、
高速を走りながら、電話で確認をした。
「〇〇さんの昆布、お渡しできた？」
後輩は自信満々に返答をする
「はい！できました。ワカメ渡しました！」

？？？ワカメ？？
何を言っているんだ後輩は・・
ワカメなわけないし、何を間違うの？
お店の袋に入っているのに・・

その瞬間、僕の頭に稲妻が落ちた。

もしかするとハッシー達用の差し入れ
『おしゃぶりワカメ』と高級塩昆布を
間違えて渡したな。

ものや用途的には激似の商品だけど、
差し入れように気兼ねなく数百円の
『おしゃぶりワカメ』と
懐石料理屋さんの高級塩昆布を間違うだなんて・・

これはマズイ。非常に低度が低すぎる。
僕が誰に対してのお返しにも『おしゃぶりワカメ』を
渡すはずがないだろう。

何をしてるんだ。
しかし、ことの発端は僕の都合だし、
責めることは間違いだし、すぐに改めて
持たせなければ。

「すぐに、改めて伺ってお渡ししてきて、
一段高い所にあるのが昆布だから！」
後輩は焦った口調で「わかりましたすみません」
と言い再度訪問をしに向かった。

ほどなくして、後輩から連絡をもらった。
「コウスケさんすみません。改めてお渡し
しました」
車内から僕も「いや、ありがとう。〇〇さん
喜んで頂けた？」
「はい。とても喜ばれていて、さっきのは
どうしたのって、誤魔化す感じの話になりました」

いや、誤魔化せる方ではない。
きっと後輩に気遣っての優しさと僕は感じた。

そして後輩の話が続く、
「袋の中身が見えた時に昆布って言われていたのに、
ワカメっておかしいなと疑いながら持っていったんです。
しかも箱入りの商品と違いすぎて恥ずかしいし、
絶対にありえないです！失礼すぎて恥ずかしい！」

何を言っているんだ？？
恥ずかしいのはこっちだよ（笑笑

そもそも、おしゃぶりワカメって知っていたのなら
確認するのが世間だよ！

海のハッシーなら
「いいじゃないワカメも昆布も髪にいいから！」

って、笑ってくれるだろうけど、
資産家のご夫婦に、それはない。

まだ、ご夫婦に僕はお会いしていない。

「手土産に
おしゃぶりワカメと
秋の空」

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心の解説者®︎・フリーライター　平山　紘介

心の解説者®︎・フリーライター・ポジティブ心理・サイコパス・講師・売り出し方・コーチング・平山　紘介　コウスケさん