診察と僕
「売り出し方をつくる」
緊張はしてしまうもの
心の解説者の平山コウスケです。
今回は平山日記「診察と僕」
についてお話をします。
いくつになっても弱さに恥ずかしい時がある。
年齢は関係なく人は病院へ行く。
先日、僕はこれといった症状はないものの、
身体の状態で気になることがあったので
いつもお世話になっている病院へ向かった。
僕の行く病院は総合病院なので、
入口はホテルのように広く、会計場も
空港の受付カウンターのように人で溢れていた。
総合病院では診察の前に何科が良いのか?
詳細な問診用紙とコンセルジュのような
案内係が中央に配置されている。
「特になにかない」僕にとって、
忙しい病院なのにとても迷惑な患者という
認識は確かにある。
「今日はどうなされましたか?」
丁寧なスタッフの方に質問をされる。
「体のむくみや、この胸の膨らみを診て欲しくて、
知り合いに皮膚科と聞いていたので皮膚科ですね!」
と一丁前に伝えた。
「本日は皮膚科の外来がないので、内科にしますね」
と優しく、素早く返された・・・
何科がやっているかも調べないまま僕はここにいる。
でも恥ずかしい中でも病院の方は
凄く丁寧に内科を薦めてくださった。
診察室の前の待合椅子に僕は座る。
椅子に座りながら、
確かになんの症状も無いのに診てくださいと
頼まれれば、人は困るし。
何かあっても大変だからと、忙しい中にも
対応をしてくれている。
これが迷惑な部分もあると僕は考えていた。
「201番の番号札の方、5番診察室にどうぞ」
お医者さんのアナウンスが流れる。
これだけ迷惑をかけておきながら、
どんな雰囲気でドクターに会えば良いのか?
もはや分からなくなる。
実は何も無いのですが・・となんて言えないし。
でも診てもらいたいから来ているし・・
小心者でしかなくなった。
「今日はどうされました?」
と、ドクターはしっかりとした発音で僕に尋ねた。
「上半身の体のむくみと、肋骨の辺りに脂肪腫の
ようなものがありまして、皮膚科を希望できました」
と僕は伝えた。
すると、今までのデータを拝見しながドクターは言う。
「確かに膨らみの部分は皮膚科ですね。後日診てもらって
ください。上半身のむくみ・・・・
下半身ですとあるのですが・・
服を全部脱いで頂けますか?」と冷静に伝えられた。
僕の体をモミモミ触るドクター。
「むくみは無いですね。元々筋肉質ですよね?」
その問いに僕は「はい小さくは無い方です」
「メタボリックでは無いので、トレーニングの
しすぎではないですか?」とドクターは言う。
「僕はサーフィンで週3か2行くだけで、
ジムトレーニングはしてません」と返答をした。
パソコンを観ながら入力をし始めるドクター。
「確認ですけれども、ご職業は?」
「美容師です・・他にもありますけど」
と、なぜが恥ずかしく僕は答えてしまった。
するとドクターは、
「漁師ですね」
「いいえ漁師ではなく、美容師です」
と言い返しをした。
続いてドクターは
「海には週3潜っているんですね」
「いいえ、サーフィンで海の上にいます」
と言い返しをした。
確かに皮膚は焼けているし、ガタイは大きいけれど
そんなことある?
腑に落ちない気分は残る僕だけれど、
こんなに忙しい中、親切に対応して頂いている
ドクターにもツッコミはできない。
「細かい採血検査を行いましょう。
今は何かはわかりません。しかし、もしも、も
あるので、しっかりと検討しましょう。」
とドクターは大人な回答をした。
ちゃんと診てもらえている、この病院の的確さと、
僕は見た目では、社会通念上、漁師に見えるのが
僕だと知った。
人にはちょっとした、背中の痛みや、
胸の痛みが40歳も越えれば出るものです。
無視していたら「なんで言わなかった!」
と、身内はいうものです。
でも、何もいうほどのでもないのに、
病院へ向かうのも恥ずかしいんです。
何も無いければ良いけれど・・
「見た目は漁師」
これが人の本心です。
ブログをご覧頂きありがとうございます。
日々向上される皆様を心から応援しております。
心の解説者®︎・フリーライター 平山 紘介
心の解説者®︎・フリーライター・ポジティブ心理・サイコパス・講師・売り出し方・コーチング・平山 紘介 コウスケさん