一人の時間と僕
「売り出し方をつくる」
海を眺めてつのるもの・・
心の解説者の平山コウスケです。
今回は「一人の時間と僕」
についてお話をします。
早朝のガソリンスタンドに到着をする。
このガソリンスタンドに来ると「海についた」と
いつも思う。
ここに立ち寄るのは僕のルーティーン。
ガソリンのほとんどをここで給油している。
「3ヶ月前は寒かったなぁ」なんてカッコを
つけて思い出しながら、
5月の今も気温は11℃だ(笑
給油が終わって走り進むと、
次は200円道路を走る。
ETCの使えない料金所でプリペイドカードを
機械に挿入をする僕。
”頻繁に道路を使用する”人以外持たない
1万円分のプリペードカード。
この1万円分のプリペイドカードに
”ステータス”すら感じる勘違いが、
海に通う人の楽しみに違いないと思っている(勘違い
この日は奇妙なことが多かった。
200円道路を走りながらタヌキかハクビシンの
ような動物に相次いで遭遇をした。
僕が走るたびに飛び出してくるじゃないか!
轢かないように走るけれど、
ちょいちょい目が合うことに親近感もあった。
この数ほど遭遇したのは初めてだ。
勝浦でウリボーを見た時以上の驚きだった。
フロントガラス越しに、朝日を感じ始める。
薄く水のはっている水田もピンクに染まって見える。
そう、これが初夏の風景で、
このピンクや紫色の空は、この時期が一番綺麗な空だ。
有料道路を進むと海が見えてくる。
「小さいけどいい波じゃん!」
僕は、独り言をつぶやきながら颯爽と走り続けた。
いつもの駐車場に、慣れた風の運転で駐車をする。
慣れた風の割には、周りに迷惑のないよう隈なく注意を払う。
寒いし、一人だから、さっさとウェットスーツに
着替えをした。
「バリッ!」鈍い衣類のさける音が響いた!
えーーーーーー。
ズボンを履くようにウェットを履くのだが、
最初の片足で足の内部が少し破けてるじゃないか・・
そんな・・。ただでさえ少し寒いのに・・
穴あき決定なんて・・
へんこんでも仕方がないと言い聞かせ、
僕は支度をスマートに進めた。
サーフボードを持って海岸に立つ僕。
海岸で目にした波は、とても岸から離れ、
しかも大きいことは経験上、浜辺で感じた・・
「入るのやめようかな・・」内心思う。
「誰がみてるわけじゃないけど、結構怖い」
「いや、いや、来たのだからせめて1時間でも・・」
心の葛藤が10分は続いていた。
もはや状況チェックはなく、気負いの準備でしかない(笑
僕は颯爽と沖まで泳いだ。
「このくらい波、乗れば平気さ!」と言わんばかりに。
沖合には7名ほど先にエントリーをしている
サーファーがいた。
僕が「おはようございます。」と声をかけると、
部長のような風格の紳士が会釈をしてくれた。
この矍鑠(かくしゃく)とした紳士はこの波が平気なのか??
失礼ながらも僕は疑っていた。
そこに大きな波がきた。
矍鑠とした紳士はパドリングをする。
大きな波が崩れる寸前に紳士に覆いかぶさる。
「波にのまれたか・・」と思っていたら、
しっかりと紳士は波に乗っていた。
紳士はどんどん攻めながら、波を乗り繋いだ。
「やばいよ!やばいよ!」
この波、実際に思った以上だよ・・・・
紳士がウェイティングポイントに戻る間、
僕は自分の身の置き方に考察をしていた。
嫌な遠足じゃないけど、誰か「帰ろー」
とか言わないかな・・・いるわけがない。
誰も知り合いじゃないし・・僕しかいない。
みょうに心細いじゃないか!!
紳士が笑顔で戻ってきた。
僕も笑顔で返事をした。
(やばい・・僕は・・僕は・・)
乗れないわけじゃないんだからと何度も唱えた(笑
このタイミングか!と言わんばかりに
また同じくらい大きな波が僕に迫ってきた!
僕は賢者になった。
落ち着き過ぎたほどに冷静にパドリングを始める。
板が波を走りはじめる。
(予想以上に急降下じゃん!!)
僕は得意げにライトに走った。
かなり早いスピードに乗りながら、
僕は後にいるサーファー達を見た。
サーファーたちも僕を見ていた。
「どうだ!乗れるだろ!」
と自分でも感心しながら浜辺までの
長い距離を乗り繋いだ。
そして僕は何もなかったのように海を上がった(笑
今日はいいやと強がりのMAXな背中を向けて。
誰にも話す時間も人もいないけど、
本当に怖かった(笑
仲間内で来ていたら調子に乗っていたかも知れないけれど、
一人の時間は怖い(笑
奇妙な出来事は蟲の知らせだったのか〜
と思いながら、そそくさと帰りました(笑
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心の解説者®︎・フリーライター 平山 紘介
心の解説者®︎・フリーライター・ポジティブ心理・サイコパス・講師・売り出し方・コーチング・平山 紘介 コウスケさん