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中華と僕

「売り出し方をつくる」

 

心の解説者®︎ 平山です。

 

五目焼きそばと冷製クラゲ

先日、江戸川区にある中華料理店に行った。
中華屋さんはとても選択が難しい。
定食がメインなのか?麺ものが専門なのか?
ゆっくりできるのか?早く立ち去るものなのか?
お店によってルールが違う。

僕が行ったその店は雰囲気的にもルールがない
お店に感じた。
よくある中華屋さんよりも、こういったお店には
ドラマがある(笑
期待を膨らませながら中華屋さんの扉を開いた。

開店したばかりの店内はとても静かだった。
店主の男性が一人で営業をしている。
少し挙動不審な店の店主は「注文がありましたら先に」
とだけ遠慮しがちな動作で話しかけてきた。
どんなメニューがあるのかもわからない僕は
テーブルに置いてあるメニュー表を開いた。

閲覧するとこれがまた細かい!
餃子1個90円、3個270円、4個から10円引き。
親切といえば親切なのだが、細かさがすごい。
一品料理たちもSM、M、Lとファストフードの
ポテトのような選択科目が君臨しているじゃないか!

さっき、注文は先にと言われている手前、
「前菜の冷製、蒸し鶏とクラゲSMをお願いします」
「あと焼き餃子3個」と注文をした。
店主は10秒ほどの間をおいて・・
「はい、餃子は4個で?」と聞き返してきた。
僕の伝え方が悪いかな?と思いながら僕は
「はい、4個でお願いします。あと五目焼きそばを」
と注文を店主に伝えた。

無言の時間が流れている。店主は何かを作る気配もないままに
店主はカウンター越しに動いていた。
15分ほど経過した頃、なにもすることのない僕は
店内の本棚に目を向けた。
店内に置いてある本棚には”美味しんぼ”が並んでいる。

僕の実家にもこのマンガが全巻あるが、店主も料理好きな人柄と感じた。
中華屋さんといえば”ゴルゴ13”が多い印象があるが
この不思議な店主らしくどこか和ましかった。

20分経過した頃に店主が僕のテーブルにきた。
「蒸し鶏とクラゲのです」
テーブルに置かれた前菜は冷えていて、
このお店には失礼だがちゃんとしていた。

早速、箸をとった僕は透明なクラゲを口にした。
驚く以上に美味い!!
あの挙動不審な店主のインスピレーションとは逆に
店主から造りだされる料理の繊細さに感動をした!

なんでこんなに美味しいのに暇なのか?
なんとなく想像はできるが、この人は上手!

僕が来店から30分した頃に餃子もテーブルに運ばれた。
さっきの前菜の感動とは裏腹に盛り付けというのか?
並び方が合理的だった。
確かにこの皿にちょうどフィットしているんだけれど、
これは、はたして正解なのか?

餃子を置いた店主はなにも言わない。
何をつけるのかも、オススメの食べ方も。
前菜に感動した僕は、何もつけずに餃子を口にした。
美味しい!!出し方のビジュアルはマイナスでも
味は美味しい!(笑
僕は、ここの店をクオリティの高いお店と実感した。

ピリ辛に味付けされた蒸し鶏とクラゲ、
厚く感じさせない皮に家庭のようにぎっしりとした
餃子。
下味が丁寧なのでそのままでも十分に美味しい!

店主の料理に大満足の僕は、次の五目焼きそばを
ものすごいメインディッシュなみに心待ちにした!
店主が店内をうろつく。
何か焼いている音もしない。
僕は、麺でも茹でているのだろうと思いながら
来店から1時間経過したこのテーブルにいた。

まだこない・・

1時間20分経過した・・

何もしていない店主と目が合う。
店主は恥ずかしそうな笑顔で僕を見つめている。
いやいや、ここのお店はあなた一人でしょ?
なんで何もしていないの?
笑顔で返してくれるのは嬉しいけれど、
僕のメインディッシュはどこで何をしているの?

この時やっと気づいた・・

店主は注文を聞いていなかったんだ・・
思い返せば餃子の数もだったし・・

僕がいけない。

「マスターお会計で!」と僕は伝えた。
「はい!ありがとうございます!」と
歯にかんだ笑顔で店主は言った。

時間はちょっとかかったお店だけれど、
あまりにも美味しいからまた来たい僕がいた。

 

頑張る皆々様を応援しております。
心の解説者®︎・構成ライター 平山 紘介

 

 

 

心の解説者®︎・構成ライター・講師・売り出し方・コーチング・心理・平山 紘介 コウスケさん

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