ある種の洗脳によってビジネスが成功している 心理
「売り出し方をつくる」
心の解説者 平山です。
最近教えて頂いた本(ぼくらの洗脳社会、岡田斗司夫 著)面白かった。
本の内容とは異なる、今回のBlogですが、本のタイトルにもあるように「洗脳」という響きに注目をしました。
洗脳とは、俗に思想改造を意味しています。
ちょっと危ない集団組織や、オカルトなイメージも根強い響きなだけに、一歩退く気持ちもありますが、
心理的にこの「洗脳」は、今のビジネスにも多く利用されていると思います。
思想改造としての「洗脳」というよりも、
洗脳=「相手の価値観に影響を与える行動」
といった意味の洗脳をうけて、仕事のグループがつくられたり、一種の集団が形成されたり、
FC、会社組織、SNSグループ、サークルが創られているという部分です。
自分の価値が見出せなかったり、自信がない時、気持ちの弱い時は、
ある一定の集まりや、まとまった力に魅力を感じるのが人の心理です。
自分のやっている事に意味を見出せない気持ち、とても分かります。
ある一定数の同じ意見を合わせる事で、一人では動かせなかったコト・モノが動くのも事実、
集団の強さは、人が存在する中で、強力なチカラであることは確かですね。
しかし、その集団も、ある一定数や、時間が過ぎる事でも変化する特徴があり、
おおよそ4年位は、スタートした時の心理状態を保っていますが、
5年目くらいから、本人にもオリジナルの性格が生れてきます。
これは心理的に、恋愛感情が4年間で冷めやすい心理とも似ていて、
人はある繁栄本能から4年で一区切りする脳の構造を持っています。
もちろん4年以上ラブラブな夫婦もいますし、10年以上同じ仕事をする人もいます(私もそうです)
ただあくまで目安「5年目」で何かしら、気持ちが変わって動く人が多かったり、
5年目にして、組織に変化が生まれやすい特徴があるという事です。
5年以上続いている組織の真相には、それこそ「洗脳」が隠れていなければ、成り立ちにくいですね。
相手のことを支配する意味の「洗脳」でなくても、
1つの「マインドコントロール」という概念や、
洗脳=「相手の価値観に影響を与える行動」という意味での概念が無ければ、
大きな組織には、簡単にはなれません。
「洗脳方法」はそこまで難しくない。
何度も同じことを伝えたり、見せたり。時に厳しく、時に優しく、長期的に有益であることを促せれば完成します。
一番有益なのは始めた本人ですが、おそらく「自分が一番得している」とは言わないものです(笑)
宗教も?という考えも出てくるのは分かりますが、一人一人の価値観を大切にしたいので、私は触れません。
他にも、恋愛による彼氏、彼女への洗脳であったり、職場のチーム内、SNSのグループなどにも「洗脳」は存在します。
SNSであっても、恋愛であっても、自分の強い意見を植え付けるより「あなたの為よ~」なんて、優しく踏み込むと効果的です。
まーそうはいっても、多くは5年目を境に、洗脳が解けやすいことに注意が必要ですが。
洗脳は、結局のところ思い込みや信じ込みを、自分の頭の中で「これで成功する」「達成する」と、
過剰に信じ込む設計(しくみ)なので、「これで大丈夫じゃなくなった時」簡単に壊れます。
思ったほどいい話じゃなくなった時、自分が誰かのために利用されてると気がついた時、
普段接しない人から別な話を聞いた時に、お金や契約の縛りがない限り、
いったん離れるのが人であり、洗脳が解ける瞬間ですね。
ビジネス的に洗脳をする場合には、5年で解ける前に、解ける事の出来ない契約などもカギとなります。
なので、契約書などは必ず「ずる賢い目」で読んだり、その道の詳しい法律家に確認してもらうのもいいと思います。
口約束も、契約書も本当に厄介なつくりにつくっていますからね~。
みんな頭が良いと思う。
信じ込んでいる時は難しいですが、自分で勝手に膨らませた常識を壊すと、洗脳の魔法が解けます。
ダイエットサプリや健康食品も同じでしょ?
自分で信じている時には年間購入まで考えたりするくせに、効果がみえないと買わなくなる・・
消費者の購入が止まりそうになった時「長く飲まないと効果が出ない」とか
「VIPなお客様だら、特別にこちらをご紹介します」とか、洗脳の魔法を続ける仕組みが出来ています。
大体のことは「自分にとって当たり前のことを無くして、当たり前じゃないことを行動する」と
これまで自分になかった結果が出てくるはずなんです。
私もお酒を辞めよう!と心がけても飲むから変わらないし、当たり前が無くせてないから結果がでない。
冒頭で本のタイトルを記載しましたが、これも私にとっては「当たり前ではない本」
を岡山の勉強家の方から教えて頂き、新しい知識が増えました。
岡田斗司夫さんの本も確かに、面白い。
若干、岡田さん特有の突き抜けた部分は、賛否両論と思いますが、
・物質が不足すると精神社会に移行する。資源が見つかると物質社会に移行する。
・自分って難しいから、他人から分析しよう
・情報が有り余る時代になるから、情報を選ぶ自分も自己責任。
なおかつ、人は情報が多過ぎると好きなモノしか選ばなくなる。
という部分は、切り口を超えて、この人20年前から見えていたんだなぁと、驚きました。
こういった新しい、新鮮な空気や環境を、自分から探さないと
そりゃ、いつも同じ生活では自信だって減るものです。いつまでこれすんだろ?なんて風に。
そうやって気持ちが弱い時に、魅力的なのが組織の洗脳。
組織が悪いワケではないです。洗脳がいけないワケでもない。
ただ、情報が有り余るほど出ている社会だからこそ、
自分の価値感が合っているかを、自分の価値観に間違いはないかを、
見直す一呼吸も必要じゃないかと思います。
これが心の解説者としての意見です。
こちらからは以上です。
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